公開日 2026.10.07

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ミシガン州立大学とのWell-being調査から見えた学生たちが描く理想のキャンパス ​

学生たちが描く
「もっと居心地のいい島根大学」

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 「Wi-Fiがつながりにくい」 「空きコマを過ごせる場所が少ない」 「欲しい情報にたどり着きにくい」
大学生活の中で、多くの学生が一度は感じたことのある悩みかもしれません。
島根大学では今年5月、ミシガン州立大学からの留学生17名と本学学生22名が協力し、「学生のWell-being」をテーマとしたアンケート調査を実施しました。約150名の学生から寄せられた声を分析し、その結果をもとに学生自らが改善案をまとめ、7月16日に大谷学長へ提案を行いました。

目次

学生たちの声から見えてきた大学の課題

この活動は、グローバル教育Aの授業の一環として実施されたものです。
留学生との交流やディスカッションを通して、多様な視点から「よりよい大学生活とは何か」を考えました。学生たちはアンケートの企画・実施だけでなく、分析や提案まで主体的に取り組みました。

まず、はじめに

まずは学生4名の自己紹介からスタートしました。それぞれ、名前、学んでいること、大学で取り組んでいること、出身地、学内でのお気に入りスポットをにこやかに紹介していきました。
次に教育学部 香川准教授より、グローバル教育Aの講義について、ここ2~3年は「Well-being」をテーマにし、ミシガン州立大学と協働学修を行っており、日本人の捉えるWell-beingとアメリカ人の捉えるWell-beingはどんなところが違うのか、調査データをみたり、日本の学校の動画をみたりして,ディスカッションを行っていると説明がありました。 5月に行われた米国ミシガン州立大学との合同講義の際には、ちょうど留学Weekと重なったこともあり、留学生も含めて学生主体で自分達のWell-beingを高める活動をしてみるのが大事ではないかという話になり、まず学生たちがどんな風に自分たちのWell-beingを捉えているのか状況調査をしようということになったそう。また今後はWell-beingのモデルとして、こういったデータを枠組みに当てはめながら考えていくと面白いのではないかと考えている、とのお話がありました。

今の島根大学に足りないものは何か

まず自然科学研究科 農生命科学専攻 生命科学コース2年生の木下 愛美さんから、アンケート結果の報告がありました。
「大学にいらないもの」という質問では明確な回答が少なかった一方で「大学に欲しいもの」としては、自習スペースや休憩スペース、コピー機、ゴミ箱などに加え、通信環境の改善を求める声が特に多く見られました。
この結果から、学生たちは華やかな施設よりも、まず学習や生活を支える基本的な環境の充実を求めていることが分かりました。

空きコマにも居場所が欲しい

次に、教育学部 学校教育課程Ⅰ類1年生の若築 由衣さんから、調査結果から見えてきた3つの課題の紹介がありました。
1つ目は通信環境です。
講義中にWi-Fi接続が不安定になることもあり、学習に支障を感じる学生が少なくありません。
2つ目は自習・交流スペースの不足です。
空き時間に気軽に立ち寄り、友人と交流したり勉強したりできる場所がもっとあれば、学生同士のつながりも生まれやすくなると話しました。
そして3つ目が情報が分散されていることです。
授業や学生生活に関する情報が複数のサイトやシステムに分かれているため、必要な情報へたどり着くまでに時間がかかる現状を指摘しました。

より良い環境が学生の行動を後押しする

次に教育学部 小学校教育専攻3年生の稲田 七星さんより、アンケート結果から見えてきた学生像について発表がありました。
島根大学の学生の傾向を分析した結果について、「生活環境」「学習環境」への要望が強く、毎日の大学生活で必要最低限の環境が今よりより良い環境になることを強く望んでいるということがわかった、と話します。
特に情報の得にくさが、学生の行動のしにくさにもつながっている可能性を指摘しました。
また、情報を一か所に集約し、必要な情報へ簡単にアクセスできる仕組みづくりの必要性についても提案しました。

こんな場所があったらいいな

発表の最後には、教育学部 小学校教育専攻3年生の坂本 晃輔さんから、具体的な改善案の提案がありました。
提案の舞台は教育学部中央玄関から階段で上がったスペースです。
そのスペースを、学習・交流・情報発信の機能を兼ね備えた学生の居場所として再整備するアイデアを紹介。通信環境を整え、多様な机や椅子を配置し、情報を集約して掲示できるスペースを設けることで、学生が自然と集まり、学びや交流が生まれる空間になるのではないかと提案しました。

大谷学長から学生へ



学生たちからの提案に、大谷学長は一つひとつ真摯に耳を傾けました。学習環境や生活環境に関する課題について大学としても認識していることを伝えた上で、限られた予算の中で優先順位をつけながら改善に取り組んでいきたいと述べました。
また、学生が大学へ意見を届ける仕組みづくりは大きな一歩になると評価し、「より多くの学生の声を集めることで、本当に必要とされる改善につなげていける」と期待を寄せました。既存の施設や制度も積極的に活用してほしいと呼びかけるなど、学生主体の挑戦を後押しする場面も見られました。
最後には、「今回提案してもらった課題は大学としてもしっかり受け止めた。また次回もぜひ企画してほしい」と学生にメッセージを送り、学生たちにとって、自らの声が大学をより良くする力になることを実感できる意見交換の場となりました。

ShimaDAYライター
あいほの
鳥取県米子市出身。島根大学企画広報課職員。
昔から大の生き物、動物、自然好き。休日は子供と虫を捕まえて観察したり、家族の反対を押し切り作った家庭菜園スペースで園芸を楽しんでいる。天気が良いとご機嫌な雨女。双子育児に奮闘中!

ShimaDAYライター
あいほの

鳥取県米子市出身。島根大学企画広報課職員。昔から大の生き物、動物、自然好き。休日は子供と虫を捕まえて観察したり、家族の反対を押し切り作った家庭菜園スペースで園芸を楽しんでいる。天気が良いとご機嫌な雨女。双子育児に奮闘中!

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