公開日 2026.04.07

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島根抹茶ラテ専門店「ぐりはまっちゃ」誕生ストーリー​

学生発!島根の抹茶文化を世界へ
― 島根抹茶ラテ専門店「ぐりはまっちゃ」誕生ストーリー ―

  • 浜口 飛雄馬
  • 総合理工学部物質化学科4年

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 島根の抹茶文化を世界に届けたい─。そんな熱い想いを胸に、島根大学 総合理工学部物質化学科4回生の浜口飛雄馬さん が立ち上げたのが、「島根抹茶ラテ専門店 ぐりはまっちゃ」 です。令和7年9月に3日間のプレオープンを終え、10月27日(月)ついにグランドオープンを迎えました。実はこのお店、夜は和牛焼肉店「焼肉一期」という焼肉屋さんなのですが、基本的に土日の昼の営業時間外を間借りしてカフェをオープンしています。

 兵庫県姫路市出身の浜口さんが島根に来たのは大学進学がきっかけでした。3年次にワーキングホリデーでオーストラリアへ渡航された際に現地で日本の文化が愛されていることを知り、日本の文化をもっと世界に広めたいと感じたそうです。また島根県に対し自身を育ててくれた恩義を感じ、島根へ恩を返したいという気持ちも芽生え、これらすべてが“抹茶での起業”へとつながりました。島根大学はアントレプレナーシップ教育にも力を入れ、起業を目指す学生を応援していることも追い風となり、浜口さんはもともと起業することにも強く興味を持っていたそうです。

 島根県には今も抹茶文化が深く根づいています。その背景には松江藩7代藩主、茶人としても名高い 松平治郷(不昧公) の存在があります。不昧公は、かつて高貴な人しか口にできなかった抹茶を、より広く庶民にも広めるため、茶道「不昧流」 を確立し、抹茶文化の発展に大きく貢献しました。そんな“抹茶文化の原点”ともいえる島根から、その魅力を世界へ発信していきたい、その想いが浜口さんに抹茶での起業を決意させました。
 起業を決意してからの行動力は目を見張るものがあります。なんと起業を決意されたのは8月、オープンまでわずか3か月という超短期間での挑戦でした。1か月間は試行錯誤だったとのこと、何度も何度も試作を繰り返しては、思うような味にならない、横から見た時にきれいな層ができあがらない等、満足のいく商品に仕上がらず苦戦しました。浜口さんは味・見た目・素材すべてに妥協せず、ひとつひとつ改善を積み重ねていきました。

 また利益より経験と考えた浜口さんは収益性は度外視、手伝ってくれる友人に感謝をしつつも、自分は好きでやっていることだが友人にとってはボランティアも同然でこのままでいいのだろうかと悩みました。他にもお客様が求めるニーズに自分は客観的に応えることができるだろうか、といった葛藤もあったと語ってくれました。オープンに向けた準備を進める中で、人を雇うことの難しさ、お金を稼ぐことの難しさを身をもって知ることができたと真剣な面持ちで語ってくれました。そして8月29日(金)には島根大学で試飲イベントにこぎつけ、学生たちに抹茶ラテをふるまい、学生の率直な声を受け止め、商品をさらに磨き上げていきました。

 浜口さんはこれからも、自身の大きな夢である島根の抹茶文化を世界に届ける挑戦を続けていく予定です。
 「人に価値を与えられる人になりたい」と語る浜口さんが、島根県から世界に向けて抹茶文化を届けようとしています。「島根県のPRもしたいんです」と語る浜口さんは、島根県で人の温かさに触れ、お世話になった人達に恩返しがしたいと嬉しそうに語ってくれました。「夢の実現に向けて、飲食以外にもやりたいことがあるんですよ。」と自信をもって語る浜口さんにはどんな未来が見えているのでしょうか。力強く未来を語る浜口さんの姿は、これからの可能性を大きく感じさせてくれます。
 なお、「島根抹茶ラテ専門店 ぐりはまっちゃ」は浜口さんが本学を卒業するまでの間の営業とのことですので、まだ足を運んでおられない方はぜひ一度足を運んでみてください。本学としましても、一生懸命に挑戦する学生をこれからも全力で応援していきます!

ShimaDAYライター
あいほの
鳥取県米子市出身。島根大学企画広報課職員。
昔から大の生き物、動物、自然好き。休日は子供と虫を捕まえて観察したり、家族の反対を押し切り作った家庭菜園スペースで園芸を楽しんでいる。天気が良いとご機嫌な雨女。双子育児に奮闘中!

ShimaDAYライター
あいほの

鳥取県米子市出身。島根大学企画広報課職員。昔から大の生き物、動物、自然好き。休日は子供と虫を捕まえて観察したり、家族の反対を押し切り作った家庭菜園スペースで園芸を楽しんでいる。天気が良いとご機嫌な雨女。双子育児に奮闘中!

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