公開日 2026.09.08

campus note

アプリ開発による課題解決で受賞~総合理工学部 知能情報デザイン学科~

企業の課題解決へ
本気で取り組む学生を取材しました

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島根大学総合理工学部では、「システム創成プロジェクト」という講義の中で、問題解決のプロセスにチームで取り組み、ICT (情報通信技術)を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力、計画的に仕事を進める能力、他者と協働する能力、情報や意見をやり取りする能力を身につけることを目的とし、システム創成プロジェクトの受講生の混成でチームを組み、Project Based Learning (PBL・課題解決型学習) 形式で課題解決に取り組んでいます。その中で、ビジネスプランの作成を重視する「イノベーション創出型」とチームでのソフトウェア開発を重視する「チーム指導開発型」に分かれ、コンピュータを用いたシステムの開発を行っています。
この度、総合理工学部 知能情報デザイン学科の学生チームのうち、「イノベーション創出型」の2チームが地域企業の課題解決をデジタルトランスフォーメーション(DX)で解決しビジネスプランを紹介する取り組みにてアプリを開発し、それぞれのコンテストで受賞しました。清掃状況共有アプリ「ココシェア」を提案したチームが「MATSUE Tech-Product Award 2026」にて、特別賞(ごうきん賞)を受賞し、和菓子の詰め合わせシミュレーションアプリ「つめつめ」を提案したチームが「リーンローンチパッド全国大会2026北海道」にて、審査員賞を受賞しました。今回それぞれのチームにインタビューしてきましたので、紹介します。

「ココシェア」は地元企業である「株式会社さんびる」がアーリーアダプター(※)となり、清掃現場の作業員の位置の共有や、作業の進捗確認が難しいという企業の課題解決のために開発されたアプリです。清掃現場では、作業員がどこで何をしているかを把握するために電話や口頭確認に頼ることが多いという課題があったそう。また既存のサービスはあるが、より企業の課題に寄り添うため、意見交換を密にし、他に何が足りないか、既存のサービスとどのように差別化し、より即した形とするかといった点や現場との調整が難しかったそうです。企業と何度もインタビューを重ねる中で、新たな課題や要望が見つかることも多く、そのたびに開発方針や計画を見直す必要があったそう。
「既存のサービスと差別化するために音声入力を導入したが、エラーが起きるといった、技術面や知識面の難しさもあった。」と話してくれた開発担当の阿部さん。「今後は、実証実験を通した実用化や、さらなる機能の追加、ビジネスコンテストへの挑戦がしたい。」と熱い思いを語ってくださいました。また、阿部さんは発表をはじめ人前で話すことに苦手意識を持っていたそうですが、取り組みを通して経験を重ねることで人前にも慣れ、自らの成長を実感しているそうです。

※アーリーアダプター:新しい商品やサービスを比較的早い段階で受け入れ、市場全体への普及に影響を与える初期採用者のこと

「つめつめ」は地元企業の「彩雲堂」がアーリーアダプターとなり、在庫管理が大変なギフト商品の詰め合わせをより効率化したいという企業の課題解決のために開発されたアプリです。菓子店などで行われるギフト商品の詰め合わせ作業では、箱のサイズ変更や商品構成の変更に伴い何度も手作業で試行錯誤する必要があるそう。「インタビューごとに新たな課題が出ることで、ビジネスプランを変更しなければいけなかった点や、技術の継承が上手くいかなかったことによる開発の停滞や学び直し、時間に追われた点に苦労しました」と話してくださいました。 今後の展望として、「株式会社つめつめとして事業化し、起業したい。アプリ開発者への技術の引継ぎや他のビジネスプランコンテストへの応募もしたい」と熱く語ってくれた吉田さん。「つめつめ」を島根大学で3社目の学生発スタートアップ企業にするべく、事業化を目指しているそうです。「つめつめ」では事業化する際の働き手を募集しているそうなので、詳細が知りたい方は今後開設される予定の「つめつめ」のSNSをぜひご確認ください。

両チームは、「システム創成プロジェクト」という総合理工学部の授業がきっかけとなり、今回のプロジェクトを実施することになりました。「ココシェア」の阿部さんは、「システム創成プロジェクトは、企業と関わりながら、学年を越えたチームで開発や地域貢献もできる点で全国的にも珍しく、ぜひおすすめしたい授業です。」と話してくださいました。「つめつめ」の玉木さんは、「私は地元出身で、この授業を受けたくて島根大学へ進学してきました。今実際にその時の思いが叶い、地元の企業の困りごとを解消するという点で、地元に少しでも貢献できているかもしれないと思うととても嬉しいです。」と笑顔で話してくれました。
両チームとも試行錯誤の末に素晴らしいアプリを開発しました。先輩方が企業の課題解決のために本気でアプリ開発に挑んだことを心から尊敬します。

困ったことがあれば、「ココシェア」、「つめつめ」まで!

ShimaDAYライター
I.K
岡山県出身。法文学部法経学科1回生。
ひよっこサポーターとして日々修行中🐥マイペースがモットー。趣味は音楽鑑賞とウィンドウショッピング。島根大学内外の魅力が伝わる広報を目指しています。

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I.K

岡山県出身。法文学部法経学科1回生。ひよっこサポーターとして日々修行中🐥マイペースがモットー。趣味は音楽鑑賞とウィンドウショッピング。島根大学内外の魅力が伝わる広報を目指しています。

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